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【大鹿村/大鹿歌舞伎】

【大鹿村/大鹿歌舞伎】

原田芳雄さん主演で話題になった映画「大鹿村騒動記」を見てからずっと行きたかった大鹿歌舞伎を見て来ました。

大鹿村は飯田市から約1時間。東の山(伊那山地)を越えた南アルプスのふもと、中央構造線沿いの小渋川の支流に開けた陸の孤島というべき村です。

人口は現在1000人ほど。かつては5千人近くいたそうので、かなりの人口減少が止まらない村です。

そんな村が5月と10月の年2回、村の人口以上の1,500人もの観光客が来るのが、この大鹿歌舞伎です。

セリフ回しや見栄をきる動作など、本当に普段は普通の仕事をしているのが信じられないほど、役者さんが堂々としていて、三味線と囃しでストーリーを進める大夫さんとか、とてもシロウトの芝居とは思えないほど素晴らしいものでした。

おそらく、この田舎の景色と空気がよりスペシャルな空間を作っているのでしょう。境内の桜がハラハラと落ちる中で300年も続く伝統的な芝居をこの田舎で鑑賞する。ある意味、都会の音響設備が整ったホールで鑑賞する劇団四季よりもスペシャル感があります。

おひねりが飛ぶシーンとか映画のシーンそのもので、喋り下手な村長の挨拶口上、地元小学生の演劇もプロではない味があって、まさに映画のよう。南信州を知る貴重な体験になったと思います。

ただ大鹿村は人口減少が激しく、このままではこの大鹿歌舞伎の伝統も維持が難しくなってくるでしょう。リニア工事のような一時的な公共事業ではなく、この演じた子供達が大人になっても、この村で生きていきたいと思える村であって欲しいと切に思います。

大鹿村にある空き家に困っている方。大鹿村で住まいを探したい方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談くださいませ。

(齊藤)

大鹿歌舞伎舞台挨拶

17/05/03

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